ココロの健康診断

心理カウンセリングの基礎知識

現在人は、毎日ストレスを大量に浴びながら生きていると言っても過言ではありません。 真の友達と言える人もおらず、悩み事を打ち明ける人や愚痴をこぼせる人がいないと嘆く人も少なくないでしょう。

最近では、臨床心理士や精神保健指定医のカウンセリングを受ける人も増えています。
小学校や中学校・高等学校でも、スクールカウンセラーが児童や生徒の悩み事の相談に乗っています。

心理カウンセリングを行う時に大切なことは、まずは傾聴することです。
クライアントは話を聴いてくれた、ということで安心感や信頼感を得ます。
しかしただ、「うん、うん」「ああ、そう」と言うだけでは、いくら一生懸命聴いていてもそれは相手に伝わりません。
「ちゃんと聞いてくれているのかなあ」と次第にクライアントは不安になってしまいます。

そこで、「今までの話をまとめると、こういうことなのかな」などと、クライアントが話したことをまとめます。
これによってクライアントも自分の話したことを頭の中で整理することができます。

また、「お母さんがお節介すぎることが嫌なのですね。」「昼休みまで待てずに何度もメールが入っているのが鬱陶しいのですね」などと、話を整理することも大切です。

クライアントは漠然と話をしていることも多く、自分が何が嫌なのか気づいていないことも多々あります。
臨床心理士や精神保健指定医が話を整理することで、クライアントも気持ちを整理できます。

そして、話が整理できるということはきちんと話を傾聴している証にもなります。
また「なるほど」の一言が、間接的な共感となることも多々あります。
「そうですよね。お節介は嫌ですよね。すごくよくわかりますよ」とまで言わなくても、分かってくれた、共感してくれたと、クライアントは受け取ることができるでしょう。

心の病気の症状は色々とあります。
クライアントの話を聴いていると、思わず説教をしたくなったり、怒りたくなることもあるでしょう。

しかし、臨床心理士や精神保健指定医に説教をされたり叱られたりして気づいたことよりも、クライアント自身が話をしていく中で、「あっ、これはやっぱりダメでしたね。今気づきました」と気づいたのでは、後者の方が好ましいことは明確です。

心理カウンセリングでは、患者さん自身が話をする中で気づくということが大切です。
そのために臨床心理士や精神保健指定医は、クライアントの話を傾聴して話を整理したりまとめたりしていくことが大切です。