
ストレスや心の不調を改善するお薬には次のようなものがあります。
穏和安定剤 |
いわゆる「安定剤」といわれているお薬です。抗不安薬・マイナートランキライザーと同義です。 不安・イライラ・緊張・不眠・軽いうつ状態・パニック発作・肩こり・腰痛などに使用します。副作用としては、眠気・ふらつきなどが多いようです。 |
睡眠導入剤 |
医療関係者以外からは睡眠薬と呼ばれているようですが、正確には睡眠導入剤といい、上記の穏和安定剤の仲間です。 不眠には、@寝つきが悪いA途中で目覚めてしまうB朝早く目覚めすぎるCよく寝た気がしないなどのタイプがあり、それに合わせて睡眠導入剤の種類を選択して使用します。 分類としては、超短時間作用型・短時間作用型・中時間作用型・長時間作用型に分けられることが多いようです。上記の@には超短時間作用型もしくは短時間作用型の睡眠導入剤が、AやBの場合には中時間作用型や長時間作用型のものが処方されるのが普通です。 副作用としては、ハングオーバーといわれる翌朝の不快感・眠気・ふらつき・昼間の不活発さなどとともに依存性が問題となりますが、主治医とよく相談のうえ使用しているならば安心してよいと思います。高齢者の場合、夜間トイレ覚醒の際などの転倒事故の要因となることがあるので注意が必要でしょう。 |
抗うつ薬 |
文字通り「うつ病」のお薬ですが、「神経症」やその他の「うつ状態」に使用されることが多いお薬です。注意すべきは、速効性はないということです。特にうつ病に使用した場合、十分な効果を顕わすまでに2週間くらいかかるといわれています。 @うつ状態(抑うつ気分・意欲低下・興味関心の低下・食欲低下・不眠・気力活力の低下・思考や行動の抑制状態など)A強迫症状(極度の確認・不潔恐怖・極度の手洗い行為など)B不安発作などに使用されます。 副作用は、新しいタイプの抗うつ薬では10%程度の頻度で吐き気・食欲低下などがでる程度です。通常これらの副作用は数日から3週間以内になくなります。古いタイプの抗うつ薬の場合、口が乾く・便秘になるなどが高頻度に出現します。服用量が多くなると、立ちくらみがする・手指が震える・尿が出にくくなるなどの症状が出現する可能性があります。しかし、1〜3週間くらいで慣れが生じることが多く、また、お薬を減量したり中止すれば副作用はなくなるので心配はありません。主治医とよく相談して調整してもらうとよいでしょう。 |
強力安定剤 |
市販の医療機関からもらった薬が分かるという本には「精神分裂病(現在は統合失調症という名称になっています)」のお薬などとの記載がありビックリされる方がいます。しかし、これらのお薬はうつ病や神経症・ある種の自律神経失調症にも使用するお薬です。短絡的に分裂病のお薬と決め付けないようにする必要があります。 この類のお薬は、@強い不安・焦燥A極度の不眠B衝動抑制の欠如C幻覚・妄想状態D躁状態などに対して使用されます。 副作用は上記の抗うつ薬と同様ですが、程度はより強いと考えてよいでしょう。 |
抗てんかん薬 |
てんかんのお薬ですが、@衝動性の亢進A治り難いうつ病B躁状態などにも使用します。特にてんかんの場合は血中濃度を測定しながら使用します。 |
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